福岡で落語を楽しむ

ボチボチ見たり聴いたり読んだりの記録

第40回新春爆笑寄席 柳家小三治喬太郎三三 三人会


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令和2年1月22日 福岡市民会館にて。

3階席でした。顔はぼんやりしか見えませんが、俯瞰出来るので、客席の反応などよく見えます。


柳家小ごと

柳家やなぎ

柳家喬太郎

柳家一琴

柳家三三

柳家小三治

 

三時間近く盛りだくさんの会でした。


小三治師匠、わたくし初めてです。出囃子とともに客席全体が気持ち前のめりになったような気がします。

「待ってました!」客席からかけ声入ります。

今回40回を迎えた、この公演について、思い出話。最初は立川談志、先代の三遊亭圓楽と三人でまわっていたとのこと。圓楽さんが亡くなったあとは、歌丸さんと。その歌丸さんも鬼籍に、とのこと。

やおら西日本新聞を取り出して、一面から読み上げてつぶやいては、しゃべる。政治について、思いをしゃべる。取り上げようと思っているところはマルをつけているようで、広告欄のCDまで取り上げる。渥美清さんの全曲集。ひとふし歌も披露(ちなみに喬太郎さんもまくらで男はつらいよ、替え歌まで披露されていた。かぶってる、笑)。

...焦らし?えーっと。まくらだけしかしないの?ずーっと新聞読んでおしまい?いや、これも何とも面白いんてすが(汗)客席の中には帰りだす人も。

と思っていたら、袖からマネージャーが「時間過ぎてます!」と。するとのらりくらりと、マネージャーの話まで披露(笑)さらに袖からもう一度催促?お知らせ?時間です!の声。

最後の最後でやっと『小言念仏』。

短い話にもかかわらず、その世界がぶわーっと頭に広がります。あー。もう終わっちゃったー。


帰りのバスの中で復習。

他の咄家さんはあまり披露してないのか、小三治さんのものしか出てこない。

小三治さんのことを知らないから、これから掘り下げる楽しみがみっちりあると思うと、嬉しいばっかり。


柳家やなぎさんの「そば清」も印象に残りました。

小学生のときポプラ文庫にあった子ども落語シリーズ。面白くて何回も読み返したなぁ。あまりにも面白くて、お楽しみ会で朗読したりして。クラスメートはきょとん、としていたけれど担任の先生は爆笑してくれたっけ。

落語とはそれっきりだったのですが、この数年また自分の中でブーム再来。落語を楽しむようになりました。なぜか、そば清を見聞きすることがなく、本物は初めて。

やなぎさんの、そば清さん、ひょうひょうと「どぉーもぉーー」と現れる感じがツボでした。


ステキな一夜でした。