立川志らくの演芸図鑑
令和2年2月9日放送
新宿カウボーイ
対談 石原詢子
そ、し、て
神田松之丞!待ってました!
神田伯山を2月11日に襲名されます。
『鮫講釈』
落語をベースにしてあり、ちゃんと笑いどころも話し始めに説明され(笑)普段講釈を聞きなれていないわたくしのようなものでも楽しい演目でした。
なんと実話とのこと。それが、落語になり講釈になるという。エンタメは表現方法をまたいでいきますねー。
風間杜夫落語会
そぴあしんぐう、初めてでしたが、JR新宮中央駅から歩いて行けます。席がゆったりしており、感じのよいホールでした。
桂笹丸さん、爽やか、フレッシュな『粗忽の釘』。大師匠は桂米丸さんとのこと、一緒に見た母に帰り道尋ねたところ、昔よくTVにざこばさんたちと出ていたそうな。さすがに昔過ぎて分からん。
柳家三三さん、今日の噺は凄く好きでした。全く偶然ですが、わたくしの行く落語会は三三さんが出演している率が高く、実年齢より落ち着きすぎていて、なんだかなぁ、と感じたものです。ところがどっこい、色気のあるお妾の役、良かったです。翻弄される若い泥棒も。演目がバラエティーに富んでるということだったんだー。お一人の咄家さんでも、やっぱり色々見てみないと。決めつけはいかんですな。
風間杜夫さん、すばらしかったー
まず出囃子が、蒲田行進曲!
ちゃきっちゃきの江戸弁。まくらから持っていかれたー。落語を始めて、柳家花禄さんにほめられたこと。母親がなんでもほめてくれたこと。若いときの貧乏話。大竹まことさんや斉木しげるさんたちと住んでいた話。劇団を立ち上げた話。アルバイトのはなし。ラーメン出前、仮面ライダーショウ。
俳優さんは演じるのが仕事てしょうけど、登場人物がイキイキしてる。湯屋番、ダメ人間をユーモラスに演じられていて、キワモノなのになんだか笑える。そういえば、松本清張のダメ男役も無茶苦茶よかったんだよなぁーと思いだしておりまして。
火焔太鼓も、よかったあー
咄家さんのアレンジによってはキャンキャン怒るやかましい奥さんだなぁーと思っていたけれど。風間杜夫版では、チャキチャキしていて笑えるから不思議です。一体どの師匠がお手本なんだろうか。調べる価値ありそうです。
大、大、大満足の落語会でした。
このホールては二回目とのことでした。
三回目もあるといいな。
春風亭一之輔 2019年末毒炎会
2019年12月27日に深川江戸資料館で収録されたもの。
ケーブルTV TBSチャンネルにて令和2年1月26日放送。
まくらで、短めの令和元年が終わりつつあると話されます。令和を人に例えて、つかみどころのない人柄のようなやつ、まだ馴染まないねっていう話が爆笑です。
『普段の袴』
『富久』
春風亭一之輔 2019夏の毒炎会
ケーブルTV TBSチャンネル再放送
令和2年1月19日
登場でつっかえて、いきなりやり直しから。
ジャニーさんが昨日お亡くなりになったことをはさみつつ、新幹線で政治家と一緒になった話。つるの恩返しがヘン、という話が特に笑えます。鶴の鳴き声って「みゃー」なんでしょうか?ふふふ。
堀ノ内のあらすじを説明して、スタート。
『堀ノ内』
『不動坊』
もはやあらすじを説明したところから壮大な前フリで、見事に回収されていきます。
一之輔さんの親子ものって、リアルな日常の笑いがします。ご自身も子育てされているからか、子どもの描写が楽しい。子どもの発言にふりまわされたり、子どもならではのストレートな視点で、親のふるまいのおかしみが浮き上がってきたり。
もうこの時点で、8回開催されているそうな。ずーっと続けて欲しい限りです。
第40回新春爆笑寄席 柳家小三治喬太郎三三 三人会
令和2年1月22日 福岡市民会館にて。
3階席でした。顔はぼんやりしか見えませんが、俯瞰出来るので、客席の反応などよく見えます。
柳家小ごと
柳家やなぎ
三時間近く盛りだくさんの会でした。
小三治師匠、わたくし初めてです。出囃子とともに客席全体が気持ち前のめりになったような気がします。
「待ってました!」客席からかけ声入ります。
今回40回を迎えた、この公演について、思い出話。最初は立川談志、先代の三遊亭圓楽と三人でまわっていたとのこと。圓楽さんが亡くなったあとは、歌丸さんと。その歌丸さんも鬼籍に、とのこと。
やおら西日本新聞を取り出して、一面から読み上げてつぶやいては、しゃべる。政治について、思いをしゃべる。取り上げようと思っているところはマルをつけているようで、広告欄のCDまで取り上げる。渥美清さんの全曲集。ひとふし歌も披露(ちなみに喬太郎さんもまくらで男はつらいよ、替え歌まで披露されていた。かぶってる、笑)。
...焦らし?えーっと。まくらだけしかしないの?ずーっと新聞読んでおしまい?いや、これも何とも面白いんてすが(汗)客席の中には帰りだす人も。
と思っていたら、袖からマネージャーが「時間過ぎてます!」と。するとのらりくらりと、マネージャーの話まで披露(笑)さらに袖からもう一度催促?お知らせ?時間です!の声。
最後の最後でやっと『小言念仏』。
短い話にもかかわらず、その世界がぶわーっと頭に広がります。あー。もう終わっちゃったー。
帰りのバスの中で復習。
他の咄家さんはあまり披露してないのか、小三治さんのものしか出てこない。
小三治さんのことを知らないから、これから掘り下げる楽しみがみっちりあると思うと、嬉しいばっかり。
柳家やなぎさんの「そば清」も印象に残りました。
小学生のときポプラ文庫にあった子ども落語シリーズ。面白くて何回も読み返したなぁ。あまりにも面白くて、お楽しみ会で朗読したりして。クラスメートはきょとん、としていたけれど担任の先生は爆笑してくれたっけ。
落語とはそれっきりだったのですが、この数年また自分の中でブーム再来。落語を楽しむようになりました。なぜか、そば清を見聞きすることがなく、本物は初めて。
やなぎさんの、そば清さん、ひょうひょうと「どぉーもぉーー」と現れる感じがツボでした。
ステキな一夜でした。