福岡で落語を楽しむ

ボチボチ見たり聴いたり読んだりの記録

風間杜夫落語会


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そぴあしんぐう、初めてでしたが、JR新宮中央駅から歩いて行けます。席がゆったりしており、感じのよいホールでした。

 

桂笹丸さん、爽やか、フレッシュな『粗忽の釘』。大師匠は桂米丸さんとのこと、一緒に見た母に帰り道尋ねたところ、昔よくTVにざこばさんたちと出ていたそうな。さすがに昔過ぎて分からん。


柳家三三さん、今日の噺は凄く好きでした。全く偶然ですが、わたくしの行く落語会は三三さんが出演している率が高く、実年齢より落ち着きすぎていて、なんだかなぁ、と感じたものです。ところがどっこい、色気のあるお妾の役、良かったです。翻弄される若い泥棒も。演目がバラエティーに富んでるということだったんだー。お一人の咄家さんでも、やっぱり色々見てみないと。決めつけはいかんですな。


風間杜夫さん、すばらしかったー

まず出囃子が、蒲田行進曲

ちゃきっちゃきの江戸弁。まくらから持っていかれたー。落語を始めて、柳家花禄さんにほめられたこと。母親がなんでもほめてくれたこと。若いときの貧乏話。大竹まことさんや斉木しげるさんたちと住んでいた話。劇団を立ち上げた話。アルバイトのはなし。ラーメン出前、仮面ライダーショウ。

俳優さんは演じるのが仕事てしょうけど、登場人物がイキイキしてる。湯屋番、ダメ人間をユーモラスに演じられていて、キワモノなのになんだか笑える。そういえば、松本清張のダメ男役も無茶苦茶よかったんだよなぁーと思いだしておりまして。

火焔太鼓も、よかったあー 

咄家さんのアレンジによってはキャンキャン怒るやかましい奥さんだなぁーと思っていたけれど。風間杜夫版では、チャキチャキしていて笑えるから不思議です。一体どの師匠がお手本なんだろうか。調べる価値ありそうです。

 

大、大、大満足の落語会でした。

このホールては二回目とのことでした。

三回目もあるといいな。