福岡で落語を楽しむ

ボチボチ見たり聴いたり読んだりの記録

この落語家を聴け! を読め?

 

この落語家を聴け! (集英社文庫)

この落語家を聴け! (集英社文庫)

 

落語関連本、たくさんあって何から読んだもんやら。新刊を片っ端からチェックすることもままならず、かといってあまり時間が経ちすぎていると、ピンとこないし。


そこで『この落語家を聴け!』ですよ。


しかしどうやって広瀬さんにたどり着いたのか思いだせん。

あ、ひょっとして『BURRN!』からかも。

わたくしハードロックやヘヴィメタルも少々嗜みます。音楽誌を読んでる最中に、落語にも詳しいんだーフーン、ぐらいの情報がどっかにインプットされたんでしょうな。


入手したのは文庫版。元々は2008年に刊行されたものが、2010年に文庫化したようてす。

すでに10年経過してます。

が、内容は決して古くなく、オススメしている咄家さんたちがほぼ第一線で大活躍していることに驚かされます。えっと、10年経過しても人気者が入れ替わらない世界だっけ……

いやいや、そうじゃないでしょ。

文庫版のためのあとがきでは、わたくしの大好きな春風亭一之輔さんのことが『毒のあるクールな爆笑古典派』と称されていました(当時は二つ目)。


おお、さすがです!まさに!


春風亭一之輔さんだけに限らず、先述のオススメ咄家さんたちについても言えることで、その芸風などについて書かれているところは鋭く、的確で、読みいってしまいます。


初めて聴いた咄家さんについて自分が抱いた印象、広瀬さんはどう著してるかなーどれどれ、パラパラっと読む。脳内イメージといったりきたりしながら自分の好みの線をかためていっている最中です。

 

今後も落語参考書として読み返すことでしょう。

他の著書も折に触れ紹介したいと思います。


関連本で迷われている際はいかがでしょうか。